葉酸サプリQ&A

妊婦さんは栄養素はどれくらい増やす必要がありますか?

「妊婦付加量」という言葉を聞いたことがありますか?

妊娠中の女性は、自分の体のためだけではなく赤ちゃんを育てるための栄養が必要ですから、いつも以上にたくさんの栄養を摂るようにしなければいけません。

いつもの食事にプラス(付加)して摂らなければならない量、それが「妊婦付加量」です。

栄養が不足してしまうと赤ちゃんもしっかり成長できませんし、何より栄養は赤ちゃんに優先的に送られてしまうため、ママの体の方が栄養不足でダメージを受けてしまうことも。

ママと赤ちゃんが二人とも健康でいられるように、どんな栄養がプラスで必要になるかをあらかじめ知っておくことが大切ですよ。

葉酸って普段の食事からでは摂れないの?

葉酸」という名前だけ聞くと特別な成分のように感じてしまいますが、葉酸は皆さんもよくご存知のビタミンB群の一種です。

水に溶ける水溶性ビタミンで、レバーやほうれん草、ブロッコリーなどに多く含まれているため、意識していなくても普段の食事から取り入れています。

葉酸には、赤血球の細胞の形成を助けたり、ビタミンB12と一緒に血液をつくる働きがあるため、妊娠中でなくても必要な成分ですが、通常の場合は食生活で摂取できる量だけで問題ありません。

ただし、妊娠中は通常の倍くらいの量が必要となるので、食事からの摂取だけでは難しくなります。

ほうれん草やレバーを今の倍も食べるは大変ですよね。そこで、役に立つのがサプリメント。普段の食事のサプリメントをプラスして、上手に葉酸を摂りましょう。

どんな栄養をプラスしないといけないの?

特に妊娠中に必要となるのは、赤ちゃんがすくすくと育つために必要な成分です。

なんでも良いからたくさん栄養を、ということではないのでご注意を。まずは、どんな栄養のプラスが必要になるかをしっかり確認しましょう。

葉酸

妊娠初期に摂取することで、赤ちゃんに起きやすい「神経管閉鎖障害」のリスクを減らすことができます。また、細胞分裂が活発な赤ちゃんの成長を助ける重要な働きもあります。

ビタミンB群

ビタミンB1、ビタミンB2は、ともにカラダのエネルギーを作るのにかかせない役割があり、さらにビタミンB3、B6、B12にはそれぞれ血液や血行を健康に保つ働きがあります。

いずれも成長に欠かせない成分ばかりか、特にビタミンB12は葉酸の働きを助ける役割もあるので、サプリメントで積極的に補いたい成分です。

カルシウム

丈夫な骨づくりに必要な成分といえばカルシウム!というくらい、よく知られている成分です。これから骨や歯をつくっていく赤ちゃんに絶対に必要な成分です。

将来、骨がスカスカにならないためにも、カルシウム不足は大敵です。

赤血球中に含まれるヘモグロビンを作るために必要な成分。血液は酸素や栄養素を届ける重要な役割があるため、ヘモグロビンが不足すると、赤ちゃんに十分な酸素などが届けられなくなってしまいます。

ママからしっかり栄養を届けるためにも鉄分は大切です。

タンパク質

タンパク質は体づくりの素となるもの。筋肉などもタンパク質からできるため、赤ちゃんの体をつくるためにもとても重要です。

タンパク質は肉や魚に含まれる動物性タンパク質と、大豆食品などに含まれる植物性タンパク質があります。それぞれ成分が異なるため、バランスよく食べるようにすると良いでしょう。

ビタミンC

美容や健康に役立つビタミンCは、妊娠中にも積極的に補っていきたい成分です。特に、妊娠中に風邪をひいて高熱が続いてしまうと、赤ちゃんに悪影響が出てしまう場合もあります。

妊娠中の健康を守るためにも、免疫力を高めてくれるビタミンCは必須。また、ビタミンCはカルシウムの吸収を助けてくれる働きもあるため、カルシウムと一緒に補うことがおすすめです。

結局、どんな食事にすればいいの?

どれもこれも摂らないと、と言われても限界がありますよね。それに、ただやみくもに食事の量を増やしても栄養が偏ってしまっては意味がありません。厚生労働省は妊婦さんの食事に対して,

  • 主食を中心にエネルギーをしっかりと
  • 不足しがちなビタミン・ミネラルを「副菜」でたっぷりと
  • からだづくりの基礎となる「主菜」は適量を
  • 牛乳・乳製品などの多様な食品を組み合わせてカルシウムを十分に

といったの指針を出しています。 正直なところ、これをすべて実践するのは難しいと思うのですが、特定の食材ばかりに偏ってしまわず、バランスよく様々な栄養を摂るように心がけることが大切です。

食事の内容がわかりやすくイラストで表された「妊産婦のための食事バランスガイド」というものもあるので、困った時や悩んだ時は参考にしてみると良いでしょう。

実際どれくらい増やさないといけないの?

実際に、どの栄養をどのくらい増やさなければいけないのかを見てみましょう。脂質や炭水化物は特に増やす必要はなく、エネルギーやタンパク質などのプラスが必要であることがわかります。

栄養はいつまで増やさないといけないの?

「妊婦付加量」には妊婦とついているから妊娠中だけ増やせば良いのかな、と思いがちですが、付加量の表に「授乳期」の項目があるのをお見逃しなく。ママの体内で作られた母乳はそのまま赤ちゃんの栄養となりますから、栄養たっぷりの母乳を与えたいと思うならば引き続き積極的な栄養摂取が必要です。

ただし、必要な付加量は妊娠中期・妊娠末期・授乳期と少しずつ変わってきますので、ステージに応じてどのくらい栄養が必要になるのか、確認すると良いでしょう。